エンブレムシリーズには、密かな夢を持っています。
それは何十年も先の事です。
誰かに使ってもらって、いつしかどこで買ったものか、
どこで作られたものか、分からなくなって。
「こういう器を作っていた工場がむかし、どこかの国にあったんじゃない」
そんな会話を私自身が聞く事はできないと思いますが、
そんな架空の国の工場を想像しながら作っています。
なので、できるだけシンプルに、使いやすく、丈夫に。
ひとつひとつも作品ですが、むしろ誰かに使われて時が過ぎていく事が
ひとつの大きな作品だと思っています。
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